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オリジナル童話【青い鳥がくれた不思議なメール(後編)】第2話 [創作童話]

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作品名:青い鳥がくれた不思議なメール(後編)第2話
作品番号:48
原 作:清原 登志雄
校 正:橘 かおる/橘 はやと
イラスト:姫嶋 さくら
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みんなただ不思議そうにそのボールペンを見つめています。和輝は
「こ、このボールペンはどこから出てきたんだろう」
そう言って震えながらペンを手に取りました。ペンはずっしりと重く今まで見たこともない形です。すると突然ペンが
「何か描きたい物があればおっしゃってください」
「う…うわ、このペン喋った」
和輝は驚いて思わずペンを落としそうになりました。後ろからのぞき込んでいた優奈が
「お兄ちゃんが幸せになれるような絵を描いて」
すると、突然ペンが勝手に動き始め、ノートに青い鳥の絵を描きました。
「な、なにこれ。ペンが勝手に動いて絵を描いた」
お父さんも驚いて
「突然、パソコンの中からペンが出てきた。こんな不思議な事ってあるのか?」
優奈は不思議そうにペンをみつめて
「ねえ…お兄ちゃん、このペン、別の世界から届いたような気がする」
和輝はすぐに、メールを返信しました。
「アイコンをクリックしたらボールペンが出てきました。本当にすごい!こんなメールは初めてだ。しかも、勝手にペンが動いて絵を描いてくれた。このペンはどこで売っているのですか?」
メールを送信すると
「ピンポーン」
再び青い鳥からメールが届きました。
「私を信用してくれたようだね。アイコンをクリックすると物が届いたと思う。私は、君に未来からメールを送っているんだ。私が誰かは君が希望を持って生き続けるならいずれわかるだろう。そうそう一瞬、部屋が揺れたと思うがあれは時間を超えて物が飛行してくる事によって起こる振動だよ。心配ない。そのボールペンには30年先の技術が使われている。君が口にしたことを描いてくれる魔法のペンだ。大切にしなさい」
和輝は再び青い鳥にメールを送ります。
「青い鳥さんはいつの時代の人なのですか?本当に未来では時間を超えてメールを届ける事ができるのですか?」
メールを出すとすぐに青い鳥から返信メールが届きました。
「未来ではタイムマシーンができあがっている。だから過去にメールの送信や小物を送る事もできる。これをタイムメーラーというんだ。そしてそんな素晴らしい未来を作り上げる主人公は、これから大人になる君たちだよ。だから君には希望を持って生きてほしい。なぜなら苦しみを知っている君たちはこの世の光になれるのだから。さて、瓶のマークのアイコンはクリックしたかな? クリックしていないなら押してみてほしい。素晴らしい事が起こるだろう」
メールを見ると本文の下には瓶と紙切れのアイコンがついていました。和輝は恐る恐る、そのアイコンをクリックしてみました。

■(後編) 第1話 青い鳥がくれた不思議なメール(後編)
http://douwachan02.blog.so-net.ne.jp/2015-04-08

▲▲▲▲ 後編第3話に続く ▲▲▲▲

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