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新作童話【新約 竹取物語 第2話】 [創作童話]

文藝ファンの皆様こんにちは。今回も制作中の新作童話である【新約竹取物語 第2回】(完成度90%)を紹介します。完成すれば童話制作委員会のホームページにUPします。お楽しみに★
ホームページの容量はまだまだ、あまっている。まだいけそうです。

新約竹取物語.png
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新約 竹取物語
原作…竹取物語
新約版脚本:清原登志雄

↑BGMが流れます、聞きながら、読書をお楽しみ下さい↑

(第2回)
かぐやが、病に苦しむ者の体に触れると、病が癒え笑顔が戻りました。かぐやが、夫婦仲が悪く、どうしてよいか相談を持ちかけられると、空を見上げて
「幸せになりたければ、夫婦お互いの気持ちをいたわり合いなさい。そして毎日笑顔で過ごしなさい」
と語り、その後、夫婦の喧嘩は減り家庭は落ち着いていきました。
かぐやが、この村を治める里長から
「この村は貧しくて、税が取れず困っている」
と相談されると
「税が十分取れないのは貴方の治める力にも問題があります。まずは税より民の幸せを考えましょう」
と答え、善良な統治が行われるなど、かぐやの利発さ、そして体を癒す不思議な力は多くの人々の関心の的となりました。

人々の相談を明快に答え、体を癒す不思議な力をもった、かぐやの元にはお礼として、作物や絹の織物など多くの感謝の品々が届けられ、竹取の老夫婦は大きな財を持つようになっていきました。

この利発なかぐやの噂を聞き多くの貴族の息子達がかぐやに求婚を申し出ました。しかし、かぐやは悲しそうに求婚を断っていました。
「私には大切な、おじい様、おばあ様がいます。ほおっておくわけにはまいりません」

中々、お嫁に行かない、かぐや。心配した竹取のおばあさんが、かぐやに話しました。
「お前もそろそろ、年頃の娘だ。お嫁に行かなければワシたちは心配じゃ」
すると、かぐやは、空に浮かぶ月を眺めて、
「実は…私は、あの月より遣わされた者なのです。あの月には本当の私の両親がいます」
おばあさんは驚き、
「なに…月の子供じゃと?」
「はい。そうでございます。次の満月の日には、あの月から使者が迎えが来るはずです」
そう言って、かぐやはため息をつき
「いままで育てて下さってありがとうございました。お礼として毎日、月の力を込めた霊水をこの瓶に詰めておきました。おじい様、おばあ様にこの霊水をお渡しします。この霊水を飲めば健康で長生きが出来るでしょう。どうか長生きで幸せに…」

(第1話はこちら)
http://douwachan02.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22-2

▲▲▲▲次回に続く▲▲▲▲

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