新作童話【新約 竹取物語 第1話】 [創作童話]
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文藝ファンの皆様こんにちは。今日は、現在、制作中の新作童話(完成度90%)を紹介します。連載は全4回を予定。完成すれば童話制作委員会のホームページにUPします。お楽しみに★
新約 竹取物語
原作…竹取物語
新約版脚本:清原登志雄
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑BGMが流れます、聞きながら、読書をお楽しみ下さい↑
昔々、竹を取って竹細工を作っては生活の糧を得ている老夫婦がいました。2人には子供がいませんでした。老夫婦はよく、道端ですれ違う子供達を見て呟きました。
「ワシらにも子供がいてくれたら、どれほどこの世に張り合いがあるか」
老夫婦は信心深く、よく近くにある社で月夜見尊(ツクヨミノミコト)様に手を合わせて毎日のように祈っていました。
「神様、ワシらにも残りの人生が楽しく過ごせますように、お助け下さいませ」
静かな境内の中、その社はまるで2人を見つめているようでした。
ある日、老人が竹細工の材料を取るため、竹林に入って行くと、
「おぎゃあ、おぎゃあ」
と赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。不思議に思い、奥の方へ入っていくと生まれてまだまもない、誰が捨てたのか分からない女の子の赤ん坊が置かれていました。竹取の老人は赤ん坊の手を握り、
「おお、可哀そうな子じゃ」
辺りを見渡しましたが、この子を置き去りにした親は見当たりません。老人が、赤ん坊を見つめると、それは可愛くてまるで輝いているように見えました。
『もしかしたら、神様が子供のいないワシらを憐れんでおいて行ってくれたのかも知れない』
竹取の老人は、輝くように見える赤ん坊を育てる事に決めました。
女の子は美しく、かぐわしいため、“かぐや”と名付けられました。女の子を育てるのは貧しい老夫婦にとって大変でした。しかしいざ育てると毎日が楽しく充実したため、年月は矢の飛ぶがごとく流れていきました。そして、かぐやは成長するに従い人々に不思議な力をみせるようになりました。
▲▲▲▲次回に続く▲▲▲▲
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文藝ファンの皆様こんにちは。今日は、現在、制作中の新作童話(完成度90%)を紹介します。連載は全4回を予定。完成すれば童話制作委員会のホームページにUPします。お楽しみに★
新約 竹取物語
原作…竹取物語
新約版脚本:清原登志雄
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
↑BGMが流れます、聞きながら、読書をお楽しみ下さい↑
昔々、竹を取って竹細工を作っては生活の糧を得ている老夫婦がいました。2人には子供がいませんでした。老夫婦はよく、道端ですれ違う子供達を見て呟きました。
「ワシらにも子供がいてくれたら、どれほどこの世に張り合いがあるか」
老夫婦は信心深く、よく近くにある社で月夜見尊(ツクヨミノミコト)様に手を合わせて毎日のように祈っていました。
「神様、ワシらにも残りの人生が楽しく過ごせますように、お助け下さいませ」
静かな境内の中、その社はまるで2人を見つめているようでした。
ある日、老人が竹細工の材料を取るため、竹林に入って行くと、
「おぎゃあ、おぎゃあ」
と赤ん坊の泣き声が聞こえてきました。不思議に思い、奥の方へ入っていくと生まれてまだまもない、誰が捨てたのか分からない女の子の赤ん坊が置かれていました。竹取の老人は赤ん坊の手を握り、
「おお、可哀そうな子じゃ」
辺りを見渡しましたが、この子を置き去りにした親は見当たりません。老人が、赤ん坊を見つめると、それは可愛くてまるで輝いているように見えました。
『もしかしたら、神様が子供のいないワシらを憐れんでおいて行ってくれたのかも知れない』
竹取の老人は、輝くように見える赤ん坊を育てる事に決めました。
女の子は美しく、かぐわしいため、“かぐや”と名付けられました。女の子を育てるのは貧しい老夫婦にとって大変でした。しかしいざ育てると毎日が楽しく充実したため、年月は矢の飛ぶがごとく流れていきました。そして、かぐやは成長するに従い人々に不思議な力をみせるようになりました。
▲▲▲▲次回に続く▲▲▲▲
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